アニメ映画話

「パプリカ」朝一の舞台挨拶回見てきた。とりあえず面白くはあったが人に勧めるほどではなかったかな。今敏監督作品の“パーフェクトブルー”“千年女優”“東京ゴッドファーザーズ”を見てすべて楽しかった人にはお勧めか。なんとなくそれぞれをミックスして薄まった感じがしないでもない…。別に難解だとは思わなかったし、絵は綺麗だし、ハラハラもしたし、悪くないんだけどね。“マインド・ゲーム”程ぶっとんではいなかった、行進は“平成狸合戦ぽんぽこ”に見えた、パプリカの走りが“パーフェクトブルー”を思い出させた。また、見た劇場が“時をかける少女”と同じだったのでなんとなくそれ以上を期待してしまったのはこの作品にとって不幸だったかと思う。もちろん自分のイメージ的に。今、検索して知ったが“時かけ”と原作者が一緒なんだね…。


舞台挨拶では監督の今敏、原作の筒井康隆、声優の林原めぐみ古谷徹の4人が登場。声優もこなした筒井がいい味だしてた。みんなベテランな感じでゆったりした雰囲気だった。でも最近の舞台挨拶でよく見る“二度三度と見てください”“皆に勧めてください”的宣伝をした古谷はどうかと思った。もうその手のコメントはすべての舞台挨拶で禁止にしようよ…。